概要
信頼性と耐久性の高い TYPE30 空気圧縮機は中圧・高圧運転用として特別に設計されました。
標準仕様
1.フレーム
シリンダーとベアリング付のクランクシャフトはフレームで支持されています。フレームは緻密な粒状鋳鉄製で外部のよごれに対して完全に密封されています。従って回転部品を保護し大きな油槽を実現しました。給油プラグは過剰給油を防ぐ位置にあります。オーバーハング式クランクシャフト構造はフレーム内のメンテ ナスを非常に容易にしました。
2.クランクシャフト
オーバーハング式クランクシャフトには2個の余裕があるサイズのボールベアリングとカウンターウェイトが取り付けられています。また、一体加工工程によって回転部分のアライメントを確実にし、バランスのとれた 滑らかな運転を約束します。
3.シリンダー
各段シリンダーは別々に鋳造されており、フレームにボルトで取り付けられています。シリンダー内部はピストンリングと密着する様に精密に研磨されています。また、巾の広いフィンが熱を効率よく放散しています。
4.コネクティングロッド
一つの部品からなるコネクティングロッドは正確で調節する必要がありません。オーバーハング式クランクシャフト構造によって実現した一体構造設計が強度を増し、重量を最小限にしました。
5.インタークーラー
フィンチューブ構造でフライホイールのファンから冷却空気が直接ふきかかるようになっています。インタークーラーには安全弁が標準で取付けられ、中間段圧力計はモデル231と223以外の全てのモデルについております。
6.アフタークーラー
フィンチューブ構造でインタークーラーと同じ場所にあります。吐出温度は周囲温度より約22℃高くなります。手動ドレンはモデル231・7TS・7T4で標準装備され、223・15T2・15T4にはオートドレンが標準装備されています。
7.油面低下スイッチ
クランクケース内の油面低下に対する保護となります。油面が低下してスイッチが作動するとコンプレッサは停止し、潤滑油が注入され規定のレベルになるまで再起動しません。モデル231はオプションです。
8.制御
全てのモデルには自動起動停止制御、一定回転無負荷制御及び上記切換制御がオプションで用意されています。
スペック